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北のミサイル発射失敗、サイバー攻撃否定せず 米副大統領

ワシントン(CNN) 北朝鮮が16日にミサイルを発射しようとして失敗に終わった経緯を巡り、ペンス米副大統領は、米国が北朝鮮のミサイル実験を阻止するためにサイバー技術などを使った可能性について質問され、直接的な返答を避けた。しかし発射のほぼ直後の失敗を米国が確認していたことをはっきりさせ、「ノーコメント」以上の内容をにじませた。

米政府などは、北朝鮮が15日の祝日に合わせて6度目の核実験を強行する可能性があると見て、警戒を強めていた。

訪日したペンス副大統領は、米空母ロナルド・レーガンの艦上でCNNの取材に応じ、「我が軍の電子およびIT能力についてはコメントできない」と発言。「私に言えるのは、(北朝鮮のミサイル発射が)失敗したということだ。あれはさらなる挑発だった。そしてそれは終わらせなければならない」と強調した。

ペンス副大統領は、米軍がサイバー技術を使って北朝鮮によるミサイル発射を阻止したのかどうかについては肯定も否定もしなかった。しかしサイバー戦争に詳しい専門家は、それができる能力を米軍は保有していると見る。

米シンクタンク、新米国研究機構のピーター・シンガー氏は、「サプライチェーン(部品供給網)を狙って北朝鮮が使っている部品やシステムに欠陥を生じさせることもできる」と解説する。

別の方法として、システムを破壊したり、偽の情報を送り込んだりするウイルスを仕込む手段もある。2011年にはイランの核施設に対して、同様の手口を使ったウイルス「スタックスネット」が使われた。

米軍がハッキングを通じた北朝鮮のミサイル能力破壊を積極的に追求していることは、国防関係者の発言や議会証言でも明らかになっている。

米国は明らかに、「敵の弾道ミサイルを無力化するサイバー能力の開発」を進めていると指摘するのは、オーストラリア・ニューサウスウェールズ大学のグレッグ・オースティン教授。ハッキングについては「方法は多数あり、守る側にとっては何が攻撃されていて、何が攻撃されていないのかを見極めるのが極めて難しい」と指摘した。

オースティン教授によると、ハッキングを成功させるためには発射段階を狙う可能性が最も大きい。「何らかの物理効果を発生させるプロセスに干渉するだけで、ミサイルの運用に破壊的な影響が生じる」

トランプ政権は、北朝鮮に対して軍事行動も含めたあらゆる選択肢を検討すると表明してきた。ただ、マティス国防長官は、非軍事的解決を模索する必要性も強調。北朝鮮のミサイル発射失敗を受けて記者団に対し、「発射は失敗した。それは我々が今現在、なぜ中国とこれほど緊密に連携しているかを示している」と語っていた。

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