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「松山英樹」絶好調の陰で…恩師が連盟要職をクビに

松山英樹

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 親バカという誹(そし)りは、時に血の繋がりがない師弟愛にも向けられる。今をときめく松山英樹をはじめ、谷原秀人、池田勇太ら数々のゴルフプレイヤーを育てた恩師が、連盟要職を事実上クビになっていた。そのウラには、我が子可愛さというべきか、ポスト松山と呼ばれる選手の存在があって……。

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 2月26日付のゴルフ男子世界ランキングで、自己ベストの4位に浮上したのが松山英樹だ。日本選手としては、1987年に中嶋常幸が記録した最高位に並ぶ、歴史的快挙なのである。

 だが、松山の恩師である東北福祉大ゴルフ部・阿部靖彦監督にとって、この偉業は手放しで喜べるものではない。学生ゴルフ界では今、阿部監督が主人公となった騒動が勃発しているという。

松山英樹

 松山の“快挙”から遡ること約2週間の2月8日、関東学生ゴルフ連盟の臨時理事会で、中島敬夫会長と専任理事だった阿部監督の、任期半ばの辞任が了承されていたのだ。

 スポーツジャーナリストの小川朗氏が言う。

「要職にあった2人の辞任は、連盟所属の他大監督たちの反発があってのことです。最終的には、理事たちの報告を聞いた松本富夫名誉会長が、中島会長に対してケジメをつけた方がいいのではないかと厳しく告げたことで、辞めざるをえなくなったのです」

 事の発端は、昨年8月に開催された第64回関東学生ゴルフ選手権だった。

「優勝したのは阿部監督率いる東北福祉大の小西健太という選手ですが、大会に無資格で出場していたことが発覚したのです」(同)

 通常、この大会には前年度の文部科学大臣杯、会長杯の優勝者や、他の指定された大会で上位の成績を残した学生のみが参加できる。

 ところが、小西はいずれの資格も有していない上に、優勝してしまったことで上位3位以内の入賞者に授与される他試合の出場権も獲得していた。結果、小西が出場していなければ、6名の選手が幾つかの試合に出られていたかもしれないことが問題視されたのだ。

■“会長特別推薦枠”

 いったいなぜこのようなウルトラCが起きたのか。

「小西は、“ポスト松山”との呼び声も高く、一昨年にアマ世界最高峰である全米アマチュア選手権で、日本勢初となる準決勝進出を果たした実力の持ち主。昨年も全米を目指し、国内大会には目もくれず練習に励んでいました。ところが、手続きミスでエントリーの締切を逃して出場が不可能になった。せめて国内大会に出させてあげようと、阿部監督が中島会長に依頼し“会長特別推薦枠”として出場が決まったのです」(連盟関係者)

 前代未聞の措置に、他大の監督は納得できないと声をあげたというワケだ。

「穿った見方をすれば、中島会長は狭山ゴルフ・クラブの理事長でもある。昨年10月に狭山GCで開催された日本オープンで、松山は4年ぶりに出場して優勝しました。米ツアー戦を休んで来日したこともあって、ゴルフ場にとっては話題性の面でも最高の結果になった。このことで、2人の間に利害関係があるのではと見る人もいたんです」(同)

 実際、今なお松山は日本に戻れば阿部監督へ報告に上がる。加えて、監督の息子は松山に帯同するマネージャーという密な関係が続いているのである。

 そこで、海外に渡航中の阿部監督に電話で聞くと、

「いろんなやっかみがあるかもしれないけど、僕の本分は学生を守ること。それに尽きます。自分の学生を守るためにも、何を辞めただの一切発言はしません。試合が終わって数カ月後にこんな話を出されたところで、いちいち反論もしません」

 と言うばかり。“我が子”たちへの盲愛は、懲りることなく違わないようである。

ワイド特集「違わないよぉ〜!」より

「週刊新潮」2017年3月16日号 掲載

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