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【コスプレ撮影術】驚異の40エリアが待ち受ける!迷宮のような『ai Route Studio』の攻略法・施設編

■連載/ゴン川野の阿佐ヶ谷レンズ研究所

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■Introduction

コスプレスタジオの特徴は、バリエーションに富んだブースが自由に使えることだ。一般的なハウススタジオの場合、部屋のバリエーションは3〜5ぐらいだが、コスプレスタジオなら最低でも5〜10ぐらいのブースに分かれている。例えば「Booty東京」は6階建てのビルに23のブースがある。これを上回るのが、今回紹介する「ai Route Studio」である。本館6階建て、別館9階建てのビルに、25エリア+15エリア合計40エリア+屋上が使えるスタジオなのだ。さらにエレベーターなしの全館階段移動と健康にもいいぞ!

「ai Route Studio」には系列スタジオがあと3つあり、全てオーナー自ら内装を手掛けている。特に「ai Route Studio」の別館は小さな部屋が沢山あり、つい最近まではフロア紹介が全て工事中になっていた迷宮のようなスタジオだ。2016年3月現在も別館のブース画像は未掲載のままだ。そこで、私が本館別館を合わせて詳細にレポートすることに決めた。写真が58枚にもなったので施設編と撮影編に分かれている。

■Studio

まず本館だが受付が階段を上った2階にある。この階に撮影ブースはなく女子更衣室と女性フォトグラファーの待機所があるため男子禁制エリアに指定されている。男子は別館1階にカメラマン待機所があるので荷物ごとここで待機となる。ちなみに男子レイヤーのための男子更衣室は本館3階トイレ隣にある。

3階はほとんど白ホリと考えていい。8700×5400mmの履き物禁止ホワイトエリア(白ホリ)があり、その隣もホワイトエリア(白ホリ)で若干の家具、長椅子や白いベッド、白い棺などがある。そして、遮光できるかなり広いダークエリア(黒ホリ)、水が溜められる防水エリアがある。

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こちらが最も広い履き物禁止白ホリ、奥に窓と家具のある白ホリが見える

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黒ホリもなかなか広い。壁は黒く塗られプロジェクター投映が可能だ。カーテンなどで遮光できる

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防水エリアは3600×2700mmでカーテンで遮光可能、完全なバスタブ構造で水が溜められる。床面はグレーで壁はピンクとホワイトだ

4階には8種類のエリアがある。階段を上ると一番大きな廃墟があり、右手のトイレの隣には約6畳間のちゃぶ台付きプチ和室がある。左側にはロッカールーム、その奥にプチ拷問部屋、広い方が教室と図書館エリア、手前がシーズンエリアとなる。左側の一番奥はミニホワイトエリアと呼ばれ市松模様の白黒の床と大きな窓、猫足バスタブ、赤い椅子などが置かれている。階段の踊り場は喫煙所になり、これ以外の場所は全面禁煙となる。

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かなり引きのある廃墟、壁の色は黒でガレキのような小物が積まれている。ドラム缶2本と移動可能な金網、大型扇風機もある。暗くなるのでスモークやプロジェクターが使える。床はコンクリート。天井にはパイプが走り衣装を吊ったりするのに便利そうだ。ここは人気エリアで埋まりやすい

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教室には大きな窓があり自然光が使える。机と椅子は10セット。引きがあるが、部屋として独立はしていない

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教室の対向面にあるロッカールーム。運動部の部室という感じだ。窓があり自然光が活かせる

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プチ拷問部屋はレイヤー1人が立てるぐらいの狭いスペースに鎖が張られている

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ミニホワイトエリアは白黒のタイル風の床に椅子とバスタブが置かれている。ミニと言ってもかなり広く2組で撮影できる

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シーズンエリアは人工芝が敷かれ、白いテーブルと木製の椅子が置かれている

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プチ和室はほぼ正方形で「おそ松さん」対応のちゃぶ台がある。畳は移動可能だ

5階はかなりカオスな間取りになっている。階段を上がると料亭か旅館を思わせる入口がある。その奥は、まさかのダイニングキッチンがあるキッチンエリア、さらに書斎エリアと続く。ここに白廃墟出入口があるのだが、今回、見落としていて写真がない。書斎エリアに隣接した和室があり畳風の敷物が敷かれている。これらのエリアと独立したゴシックエリア、そして右側には男の子部屋、ミニダークエリアと呼ばれる黒ホリ、そして壁が黒く塗られた黒階段を使って6階へ上る。

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男の子部屋はエアコンとファンヒーター完備で液晶TVとPCもある。床はフローリング

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ミニダークエリアは2400×2900mmのほぼ正方形でまっ暗になる。スモーク撮影に使えそうだ

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ゴシックエリアは独立したエリアでは5階で最も広い。小物も豊富、窓はステンドグラス風でシャンデリアもある

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骨格標本や鏡、棺桶などの大物も利用可能。自然光を活かして撮影できる

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ヌケのいい和室。ここにもちゃぶ台があった。床の間には掛け軸と日本刀が置かれている。全体的にかなりやれた感じのエリアである

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書斎エリアは重厚でかなりリッチな雰囲気が出せる。自然光が入るがカーテンで遮光もできる。ここはオススメだ

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他のコスプレスタジオではお目にかからないダイニングキッチン。小物も充実してリアリティがある

6階は屋上フロアで部屋はボイラー廃墟1つしかない。あとは屋上フロア、屋上フロア2、プチ屋上庭園、白階段で終了となる。

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黒階段はなかなかいい雰囲気だが、狭いので撮影機材を広げるとすれ違い困難になりそうだ

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ボイラー廃墟は窓が1つあり、逆光が使える。遮光すればまっ暗になりスモーク撮影が可能。狭いが、私は結構好きだ

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屋上はフェンスで仕切られ、プチ屋上庭園は人工芝と白い板で囲まれている

別館の1階はカフェテリア風のカウンターがある待合室。壁に作り付けの棚があり荷物が置ける。あとはテーブルと椅子があり、誰もいなければカフェエリアで撮影できる。正面には地下1階に降りる階段がある。地下は廃墟水エリアである。立派なボイラーがあり四方の壁はムラのある黒で塗られている。放水用の蛇口もある細長い部屋で幅が狭い。別館は全てのエリアが狭く4畳半から6畳ぐらいの感覚だ。どの部屋もカーテンなどで遮光できる。

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B1の廃墟水エリア。入口から奥を見たところ。床はコンクリートで壁は吹きつけのようだ

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ドアは鉄製でガラスの一部が割られている。反対側の壁際には立派なボイラーが置かれている

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レイヤーの百合亜さんに立ってもらうと分かるが、かなり大型なのだ。ウェザリング塗装で仕上げられている

2階に上がると黒和室がある。右側は立ち入り禁止エリアである。3階にトイレがあり手前は工事中で、奥が白和室。ここはかなり不気味な雰囲気である。4階はもっとも広いエリアで魔法使い部屋と名付けられている。5階はグリーンに輝くモニタールームと白姫部屋。6階はかなり狭いレコーディングルームとガラスで隔てられたミキサールームがある。右側はピンク部屋となる。7階は拷問部屋、白廃墟エリア、男の子部屋となる。8階は中華部屋と和桜部屋があり、屋上へ続く階段がある。

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2階の黒和室は別グループが撮影中で画像ナシ。こちらは3階の白和室。巫女さんに合いそうな雰囲気だが遮光すると不気味な感じにもなる

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5階モニタールームは近未来的、グリーンのLEDが発光している。床はケーブルだらけ。壁には基板が貼られている。LEDはOFFにできる。次回、ここで撮りたい!

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6階ピンク部屋は女の子をイメージした小物が置かれている。強い個性がないので応用範囲は広そうだ

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6階レコーディングルームは録音スタジオで楽器とマイクと譜面台がある。アイドル系のコスプレにも使えそうだ。ミキサールーム越しにも撮影できる

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6階ミキサールームにはキーボードとミキシングコンソールがある。これであなたもプロデューサーになれる

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7階、鉄格子のある拷問部屋。「東京喰種」、「進撃の巨人」、「亜人」などに使えそう。私なら「ベルセルク」を撮りたい!

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7階、男の子部屋は青と薄緑に塗り分けられたスタイリッシュな部屋だった。家具は少なくシンプルだ

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8階は別グループが撮影中で画像ナシ。屋上はグレーに塗装され、床も壁面もコンクリート

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屋上のさらの上に続く階段で、この先のドアは開かない。ここなら誰も来ないのでゆっくり撮れそうだ

■Photograph

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魔法使い部屋で撮った作例の一部を紹介しよう。壁のシカの剥製がインパクト大だった

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ロウソク風のLEDを背景に撮影。これ全部点灯させれば良かった。レイヤーは百合亜さんで、東京喰種の董香ちゃんのコスプレだ

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壁に時計が掛けられた市松模様の床がある魔法使い部屋。ベランダ風の窓や時計を使って撮影できる

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時計はかなり直径が大きい。ライティングを工夫すれば屋外の雰囲気で撮れる

この先、撮影編に続く

(文/ゴン川野)

カメラ生活42年、小学生でオリンパスPEN-Fを愛用、中学生で押し入れ暗室にこもり、高校では写真部部長。大学卒業後、単身カナダに渡りアウトドアスクール卒業後「BE-PAL」を経て本誌ライターに。保有交換レンズ41本、カメラ28台(見える範囲で)。阿佐ヶ谷レンズ研究所もよろしく。

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