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まさに厳冬!中国造船業がかつてない危機に「4割淘汰」の見方も

造船大国として船舶受注量世界1位だった中国だが、今年に入って様子が変わってきたようだ。中国メディアの経済参考報はこのほど、「造船業の構造的な生産過剰で窮地に陥った」と題する記事を掲載し、国家戦略の一環として成長してきた中国の造船業が危機に面していると報じた。(イメージ写真提供:123RF)

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 造船大国として船舶受注量世界1位だった中国だが、今年に入って様子が変わってきたようだ。中国メディアの経済参考報はこのほど、「造船業の構造的な生産過剰で窮地に陥った」と題する記事を掲載し、国家戦略の一環として成長してきた中国の造船業が危機に面していると報じた。

 記事はまず、海運業全体の長期低迷により世界の造船業全体が厳冬期に入ったと分析。そのため「中国の造船業は1月から10月までの受注が62.1%も下落した」と報じた。2014年12月から、中国では倒産する造船企業が出始め、15年3月からは大型の造船所も次々と倒産している。8月30日の時点で8社ある上場企業のうち4社は赤字というデータもある。

 これほど厳しい状況になったのには、主に中国造船業の生産過剰が背景にあると記事では分析。中国の造船能力は受注量の2倍に達しており、「将来的に40%の造船企業が淘汰されるだろう」との業界関係者の見方を示した。

 日韓と比べて中国の受注が大幅に下落したのは、韓国は高い技術力で超大型コンテナ船とタンカー船を大量受注することができ、日本は円安によってこれまで中国が多く受注してきたばら積み船の「発注を奪った」ためと主張。一方の中国は「技術力がないため造船企業が淘汰された」と分析した。中国には最近需要が増えてきたLNG船のような高い技術を要する新型省エネ船舶の製造は少なく、技術力をさほど必要とせず海運業の影響を受けやすいばら積み船の生産が主だったという。現在の造船業界は二極化が進んでいるため「17年が中国造船業の正念場だ」と今後についても厳しい見方を示した。

 しかし記事では最後に、政府が製造業の今後の指針を示した「中国製造2025」で、造船業は十大重点産業の1つとなっていると紹介し、今後の中国は造船大国から造船強国へと変化していく必要があると主張。戦略技術ロードマップに沿って2020年には造船強国となり、2025年には一定の影響力を有する海洋工程装備及びハイテク船舶の製造強国になることができるか、現状を見る限りではかなり厳しい状況だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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